

市街地開発に関する研究
経済活性化の名のもと、各地で大規模開発が進む一方、好立地では地価が高騰し、余裕のない人やハンデを持つ人が空間から排除されつつあります。都市の多様性が失われ、社会的分断が助長されかねない――こうしたアンバランスな実態を明らかにし、より耐用性・包容性の高い都市空間の実現に向けた方策を模索しています。
この問いを軸に、西山研究室はフィールドへ出て地域を観察し、市街地開発やマンション、まちづくりの実態を明らかにしてきました。地域の課題は、無数の問題が絡み合って生まれます。私たちは地域を広く俯瞰する地理学の視点で、その「どこに、どんな関係性の課題があるのか」を見出し、解決の糸口を探ります。
公私を問わず、人との関係性を最も大切にしています。自分の態度次第で、相手は強い味方にも足かせにもなる。だからこそ、お互いが求めに応じ「ありがとう」と言い合える人間の輪を広げたいと考えています。
「まちづくりに評論家はいらない」――ある地域で出会った方のこの言葉を教訓に、理論だけを並べるのではなく行動することを信念としています。陽明学の「知行合一」に通じる姿勢です。
思考よりも先に、まず現場へ。ネット空間には真偽不明な情報があふれていますが、現場には偽りのないリアルが横たわっています。そのリアルの一つ一つに向き合うことで、問題の本質やその解決策がみえてきます。


専門は都市地理学・地域研究。市街地開発やマンション居住、まちづくりを主題に、現場での調査を重ねています。「地域も人の身体と同じ。原因は一つではなく、複数のことが絡み合う」――地域を広く俯瞰する地理学の視点で地域の課題を診断し、解決策を地域に寄り添いながら示す“地域のお医者さん”でありたいと考えています。
かつて知人から「仏になれば相手も仏になるが、鬼になれば相手も鬼になる」と諭されたことがあります。人はひとりでは生きていけません。自分の人生を豊かにできるかは、どれだけ自分を豊かにしてくれる味方が周りにいるかによってきます。そのためには、まず相手の役に立ち、相手から必要とされる人間にならなければならないと考えています。
九州国際大学に在籍していた頃、近隣の商店街活性化を学生と手伝っていました。そのとき地域の方が言った「まちの活性化に評論家はいらない」という言葉が、今も自身の教訓です。もともと思考より行動が早い性質でしたが、口でああでもないこうでもないとうんちくを垂れるのではなく、「口だけでなく行動する」を信念に研究活動を行っています。今与えられた仕事や役割は、自分のためではなく、私を必要とする人たちのために使いたいと考えています。
所属学会
日本地理学会(集会委員会委員)/人文地理学会/経済地理学会(総務委員会幹事)/日本都市地理学会/九州都市学会/日本マンション学会/日本建築学会


経済活性化の名のもと、各地で大規模開発が進む一方、好立地では地価が高騰し、余裕のない人やハンデを持つ人が空間から排除されつつあります。都市の多様性が失われ、社会的分断が助長されかねない――こうしたアンバランスな実態を明らかにし、より耐用性・包容性の高い都市空間の実現に向けた方策を模索しています。


人口減少社会の今日でもマンション開発は活発です。しかし居住者の管理に対する意識は必ずしも高くありません。マンション開発の実態や、居住者・所有者の管理意識を明らかにすることで、持続可能なマンション開発・居住のあり方を探っています。


2012年ごろから都市地理学の研究グループを組み、空き家の実態や対策の研究を続けてきました。現在は空き家を含めた低未利用不動産の増加による問題やその利活用策の提案、そしてオクトーバーフェストなど低未利用地を活用した様々なイベント開催などの実践活動も行なっています。


まちづくりとは、その地域で営みを展開する個人や企業が、地域をより住みやすく・活動しやすくするために行動することの総体だと考えています。住みやすい地域は一人では創れず、様々な人のアイデアや行動が必要です。そうしたまちづくりに多くの市民が集い、次世代を担う若者を育てていける仕組みづくりを模索しています。
宇都宮中心部のマンションで理事長を経験。研究者として知識はあったつもりでも、実務は知らないことだらけ。当事者として「共同所有・共同管理」の本質と向き合っています。
若者の活躍なくして地域の未来はありません。ご縁のある地域で高校などと連携し、探究学習を支援。高大接続を通じて、生徒が地域と向き合うきっかけをつくります。
「人が出会い、会話で共感・刺激し合い、行動が生まれる。その繰り返しがまちづくり」。地域の人がビジョンを共有し、アイデアを出し合い行動する“場づくり・仲間づくり”を行います。
古民家再生の㈱中川住研との学術交流、㈱住環境研究所との共同調査(住宅地の評価指標づくり)など、最先端の知見と現場のデータを社会に還元します。
地域は人の身体と同じ。課題は複数の要因が絡み合って生じます。地理学のものの観方で、問題のある箇所と関係性を見出し、その解決策を示すことを目指しています。
「専門性がない」と言われがちな地理学。けれど地域から課題を見出すその視点こそが、都市の処方箋を描く力になります。
フィールドに出て、地域観察の基礎的な技法を身につける後期の入門ゼミです。私はできるだけ多く現場に訪れてもらいたいと考えており、調査地は日帰り圏内に設定しています。
2年ゼミでは調査対象を特に指定しません。訪れた地域で、自分が興味を持ったことに取り組んでもらいます。
地域文化研究専攻の学生が3年次に履修する必修科目です。1年間、調査地で本格的な調査を行い、ここで培ったノウハウは卒論に活かされます。調査地は大都市以外の地方都市になることがほとんどです。
毎回の出席とゼミ生間の議論・作業を重視します。現地には2回以上赴くため、時間的・金銭的な負担も理解した上で履修してください。行政や地元の高校・大学との交流・連携、メディア掲載も積極的に行います。
卒業論文を作成するための調査・研究を行います。テーマは各自が教員と相談の上で決定。西山ゼミでは都市開発・まちづくり・産業立地に関連したテーマが多くを占めます。
卒論を通じて様々な人やモノと出会い、視野を広げてほしいと考えています。一人あたり2〜5万字を書き、エビデンスをもとに論理を組み立て実証する。このプロセスを通して、論理的思考が身につきます。
調査・巡検・連携で訪れた地域の風景。クリックで拡大できます。



































